炎に焼かれし花、桜の記憶

炎…太陽神 アティちゃんの話。



燃えている場所は桜がいっぱいある庭。


もう誰も居ない忘れられた桜のある庭。
そこで死亡当時の事を綴るアティちゃんです。

シリアスです。……多分((











…ー全てはこの桜と共にありー…





炎に焼かれし花、桜の記憶





燃える。



私の思い出が燃える。





嗚呼、でもこの大きな桜だけは……


何があっても絶対無くならないよね。



燃やしても燃えない、幻のような桜の木。
散る時こそ、酷く美しく、幻想的で…。


ここがどこか、なんて考えちゃうよ。


同時に、死んだ時の事を思い出したりするし。


この桜と私は強い縁で結ばれているのかな?
…桜の記憶は私の記憶。
一緒に思い出して、一緒に泣く。
まるで友達みたいだよね。


死ぬ直前も、ここで桜を見て、全ての花びらが散ったその時…




私は、静かに息を引き取った。



『死ぬ時はこの桜の側で果てたい』



……そう、小さな頃から決めていた。


その願いは見事叶った。


我が人生に悔いは無し、だね。



そして今。




「…燃えてるこの庭もまた綺麗だよね」


私は庭を燃やしてあの日の私とさよならをする。




ま、ちょっとの間離れるだけだけどね(笑)




「名残惜しい…離れたくないよ〜!」


なーんてふざけてみると


「何をしているのだ…?アティ殿」


ほら来た雷ちゃん!


「え〜?お別れの挨拶だよ〜」


「そうか…この桜はそなたの大事な木であろうな」


おお!鋭い所突くね〜!


「うんうん!そりゃあ手塩にかけて育てたし!」


「それはそうだろうな…この木はそなたと
一緒だった事を喜んでいるし…」


植物の言葉が分かる…この子自然の神になればいいのにね!


「本当に?私も同じだよーっ!」


「げほっ…それよりこの火をどうにか…ごほっ!」


あ、消すの忘れてた…雷ちゃん咳してるよ…


「ありゃ、そのまんまだったねぇ…ごめんよ雷ちゃん!」


「…いや…大丈夫だ」


そう言ってる雷ちゃんの目は涙目!
まぁ…激しく燃えてるしね…無理もないか。


「涙目じゃん!ごめんね、泣かないで〜」


「泣く?我が泣いておるのか…?」


あ、この子感情を失ってたんだよね…可哀想に。


「うん。泣いてる。今から火を消すから向こうに行っててよ」


「…わかった」








「…さーて。大掃除の始まりだね!」




これから忙しくなりそうだよ!








終わり。



アティちゃんの死因[早すぎる寿命]


死亡当時の年齢 19歳


属性 火


神の中で最年長のお姉ちゃん的存在。


……今日の話も意味不明ですみませんでした。


では忙しいのでここで終わりまするorz